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空~不思議な少年と夏☆★~ [お話]

その少年がやってきた いや、落ちてきたのは7月の初めの日。
主人公である加菜が学校から家へ帰っている途中。
空から落ちてきた。
ドーン!!/☆☆
「え?」
後ろで急にした物凄い音に加菜は立ち止まって振り返った。
「いって~!」
シリモチをついた格好で少年が1人居るだけだった。

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散った君と散れない僕。 [お話]

目の前に有るその写真の君は笑っていて、
いつも見てた君と何も変わりなくて・・・
僕は確かに聞いたのに、
君の声で
『またね』と。
僕に手を振りながら、笑顔で・・・
『またな。』と返したのに、
君は何故その箱の中に居る?
何で僕に何も言わないんだ・・・?
待っていたのに、僕は・・・
君の『おはよう』と言う声を。
いつもはしゃいでいた君の笑顔を・・・

ウソはつかないと約束したのに、
君はその約束を破り、僕は見事に騙された。
『1人にしないで・・・』そう言ったクセに、
なんで君が1人にするんだ・・・?
ずっといつも側に居たのに・・・
会えなくても、電話はしたしメールも1度も欠かさなかった・・・
1人にされたのは僕の方じゃないか・・・?
僕の何が足りなかった?
涙も出なくて、考えは止まらなくて・・・
僕を置いて散ってしまった
君を追えば楽になるのか?
でも、僕には出来ない。
君と過ごしたあの日々が無くなってしまう気がして・・・

僕を許して、君を追えないウソツキの僕を・・・
写真の君は笑ったままで、、箱の中の君は動かなくて。。。
何も言わない君に、僕はそっと言う。
『愛してる、ずっと・・・
散り逝く日まで君を愛する。』

End..


Identitycrisis.少女M [お話]

何の役が有って、あたしはココに在るのだろう。
アタシが居なくたって、この場はきっと成立する。
あの笑顔が、あの子に向けられ、
今の問いが無くなるだけだろう。
「美並は?告られたコト、有る?・・・」
「ううん、無い。」
「え~あるでしょ??」
「無い無い~」
そう、無い。
告白なんて、されるはず無い。
アタシ1人が居なくても、この場になんの支障も無い、この世になんの支障も無い。
アタシは居なくて、良かった存在。
・・・・・そう思いながら生きていた、あの日、彼に出会うまで。
廊下に貼ってある、[自己紹介]なんてモノを見てた。
・・・逝ったあの人の、ファンを見つけた。
好きなモノ、●●の曲。
同じクラスの、菜月 春日。
逝ったあの人のCDは親に捨てられてしまった。
また、聞きたい、
彼の声が。。。

「ねえ、春日くん。」
廊下に立っていた、春日くんに声をかけた。
赤くなった彼は、思いのほか、可愛かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その日、春日くんに呼び出された。
頬が赤く、いや、ピンク色だった。
「どうしたの?・・・」
「泉さん・・・」
「僕・・・!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あたしに居場所をくれた、
彼のために、あたしは生きる。


Identitycrisis.少年K [お話]

この世から、消えたいと願った。
僕なんか、居なくてもイイと思った。
ケド、目の前にキミ、現れた。
瞳(め)と瞳があった。
僕はキミに、一目で惚れた。
瞳が合うと、逸らしてしまう。
だけどキミは、僕に声をかけてきた。
ある日の放課後、廊下で友達を待っていた。
「ねぇ、春日くん、春日くんって、●●のCD持ってるの?」
「え、あ、うん。。」
照れる僕にキミが笑顔で言った。
「もし、良かったら、貸してくれる?」
「い、イイよ。」
まともに瞳を合わせたせいで、顔が熱くなってきた。
「良かった~じゃあ、明日ね♪」
キミが笑って去って行く。
キミが好きで、好きで・・・
赤くなった顔を隠してキミに言った。
「また、明日ね。。」
明日もまた、キミと生きる、この場所で・・・
「また明日ね♪」
キミに言われ僕は思う、
キミが居るなら、僕は生きるよ。

ありがとう。


By,your sister.第8話:幸せの終わり Never meet you. [お話]

デートの締めくくりは、奈央の手料理だった。
「・・・・・はう。」
「・・・まずい?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「どっち??」

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By,your sister.第7話:最初で最後 [お話]

(明日、俺は破棄される。)
PM12:00ちょうどの時計を見て、悠太はおもった。
「今日は始まったばっかだし、学校休んでどっか行くカナ。。。」
悠太は奈央と、最初で最後のデートへ行くコトにした。

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By,your sister.第6話:代償 Good-by my sister.(後編) [お話]

2人は、遠回りして帰った。
普通のカップルのように手をつないで、お喋りをして。。。

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By,your sister.第5話:代償 Good-by my sister.(前編) [お話]

ガタン!
「!」
悠太が振り向くと、神谷が立っていた。
「・・・・・あ、ははは。お前らって、そ、そういう・・・」
神谷は、嫉妬と混乱で頭いっぱいだった。
神谷は奈央が好きだった。

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By,your sister.第4話:小さな幸せ [お話]

悠太は迷っていた。
(ホントのコトを言ったら、嫌われるかもしれない・・・・・
ケド、俺の気持ちが先生にバレたら、俺は、どうせ破棄される・・・)
悠太は愛しい奈央と別れるのはイヤだった。
長く一緒に居たい・・・・破棄される前に思いを伝えたい・・・・
どうせ悠太に残された時間は、残り少ない・・・
「俺の好きな人はな・・・・」
「うん。」
「ソレはな・・・・・」

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By,your sister,第3話:試供品 Lonely of android. [お話]

悠太には、アンドロイドだという自覚が有った、
そして、自分が、試供品で、いつ、奈央と離されてもおかしくないという孤独があった。
「・・・・・奈央、お兄ちゃんのコト、忘れないでね、何が有っても。。。」
意味の分からない奈央は、キョトンとしながら、
「うん(?)もちろん。お兄ちゃん大好き♪」
などと言った。
アンドロイド(=悠太)は涙を流した。
「・・・・・・・・・・ありがとう、奈央。」

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