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空~不思議な少年と夏☆★~ [お話]

その少年がやってきた いや、落ちてきたのは7月の初めの日。
主人公である加菜が学校から家へ帰っている途中。
空から落ちてきた。
ドーン!!/☆☆
「え?」
後ろで急にした物凄い音に加菜は立ち止まって振り返った。
「いって~!」
シリモチをついた格好で少年が1人居るだけだった。

「え?!」
驚いて立ち止まっていた加菜に少年が話しかけてきた。
「いたた・・・あ!そこの人!」
「わ、わたし?」
「そうそう。他に誰も居ないでしょ?」
見回すと確かに加菜と少年しか居なかった。
「えっと~、ここらへんに山口 加菜さん家って有ります??」
「え?家ですけど・・・」
「え!!」
少年は驚いた様子で固まった。
「え!・・・ヤべぇハズい・・・ダセぇ、俺。」
独り言の様に呟き、お尻をはたきながら立ち上がった。
「あ、あの~・・・」
加菜が困った様子で声をかけた。
「あ!え~・・アナタはどちら様ですかね・・・?妹さん?」
「・・・ていうか、アナタは誰ですか?」
加菜は、少年を困った様に見つめた。
「あ、え~俺は、、、てか、自己紹介は加菜さんって人にしか言えないんですけど・・・」
加菜は仕方なく自分がそうだ と言った。
「え!!!!加菜さん?・・・」
少年は赤くなり深呼吸をした。
「え~~~俺は、空って言います。それでー・・・」
空と名乗った少年は、
目を逸らし、照れくさそうにしながら続けた。
「一応、信じてもらえないかもですが、仮・天使です☆」
敬礼しながらそう言い、困った様子の加菜を見てもっと困った顔をした。
「・・・やっぱ、信じられませんよね?」
「は、はぁ・・・」
「・・・仕方ない、アレを見せるか。」
そう言うと、上に着ていたTシャツを脱ぎ始めた。
「!!!!え、何してるんですか?!」
困っている主人公(忘れそうだから・・・)・加菜を無視してTシャツを脱いだ。
そして、
「ほら、背中、見てて?」
空にそう言われ、加菜は後方に回った。
「?」
「せーの!」
空の掛け声とほぼ同時に背中から翼が生えた。
「わ!・・・き、キレイ・・・・」
細身で長身の空の背中には、真っ白で大きな翼がよく似合った。
「・・・これで、信じてもらえますか?」
そう問う空に加菜は何度も頷いた。
「仮・天使・・・・」
「じゃあ、翼、しまっちゃいますね。」
空はそう言いまた、せーの!と掛け声をかけた。
が、
「あれれ・・・?」
翼は出たままだ。
「・・・どうしたんですか?」
加菜が聞くと、
「つ、翼がしまえないんです・・・・」
と困った様子で言った。
「・・・家、連れてって下さい・・・見られるの、ヤバいんで;」
仕方ない っといった様子で加菜は了承した。

つづく、、、


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コメント 2

チェー

ごめんなさい・・・
ココのパスワードを忘れてしまい、更新出来なくなりました・・・
新ページはコチラ↓
http://m-pe.tv/u/?cheli
ごめんなさい(泣
by チェー (2005-08-29 18:41) 

パスワードは問い合わせ可能ですよ(^^)
復帰されることを待ちつつHPのほうにもお邪魔させていただきます。
by (2005-10-27 13:00) 

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